興國 vs 桜宮

 

 そしてキックオフ直後、あえて前からプレスをかけにいった桜宮は、ここで一定の手ごたえを得る。「意図してボールを奪える場面があったので、これはいけると思いました」と話したのは興國アンカー役へのプレスバックをミッションとして与えられていたFW9北村。スタミナ面を考慮して10分ほどでブロック守備に切り替えた桜宮だが、この時間帯が後々大きな効果を発揮することになる。

 ただそこは興國もさるもの。前半15分を過ぎると速い回収から2瑞慶覧、16塩尻の両サイドバックも交えた双方向からの攻撃を展開。1年生で3トップ中央の重責を担った9辻元も21分に決定的シュートを放つなど、興國は試合の主導権を掌握しつつあった。

 一方、両ウイングも興國の圧力に押され6バック気味での守備を強いられた桜宮。ここで東塚監督は次なる手を打つ。24分、左FWの位置に「当初は後半からの投入を予定していた」20山添晟也(3年)を投入。「戦術理解度が高く、速いし頑張れる」と指揮官の信頼も厚いジョーカーが入ったことで、息を吹き返した桜宮はゲームプラン通りに0-0で前半を折り返すことに成功。さらに後半に入ると桜宮は20山添のサイドアタックなどを利して効果的なカウンターを繰り出し始める。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
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