そして迎えた54分、ついに「その時」は訪れた。中盤で興國からボールを回収した桜宮はすかさず右サイドへボールを展開。右サイドバック2山中がオーパーラップし、低いクロスを入れた先にいたのは「いいクロスが来たので当てるだけだった」FW9北村。ゴールに流し込んだボールはピッチ横で熱烈応援を続けていた桜宮の控え選手たちに歓喜を届ける先制ゴールとなった。
対する興國にとっては痛恨の失点。その後は猛反撃を見せる彼らだったが、桜宮はハーフタイムで修正したマンツーマンディフェンスが最後まで機能。アディショナルタイムに興國MF10西村がペナルティーエリア左からGKの股を抜くシュートがボール1個分右に外れる幸運も重なり、5分以上のアディショナルタイムも乗り切った桜宮は、興國に対し理詰めのジャイアントキリングを達成し、3年ぶりの大会ベスト16入りを達成した。
「正直、メチャクチャ嬉しかったし失点0もよかったです」と試合後、満面の笑みを見せたのは桜宮キャプテンのMF10大野。「次の試合でもサッカー三原則の走って、声出して、球際で全部勝つ」を改めて誓ったチームは、波乱の大会で中心人物に躍り出るべく、近大附に臆せずチャレンジする。
(文・写真=編集部)
▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)大阪予選



















