キャプテンの生駒も「チームの総合力ではうちが上回っているという感覚はあった。そこにミドルを打つ意識が加わり、最終的に勝利へとつながった」と語る。固い守備に対して焦れずにシュートを選択し続けた姿勢が、最終的に勝利を呼び込んだ。決勝点を挙げた中辻は「思い切り振り切った」と振り返り、その一振りがディフレクトを生み、勝敗を分けた。

 連戦の疲労が残る中での勝利は、大成にとって小さくない価値を持つ。2年前に関東大会出場を果たした先輩たちの姿を、スタンドで目に焼き付けた新3年生たちが、今度はピッチに立っている。「今年のテーマは守備」と監督が掲げたコンセプトが、この大会3試合を通じて着実に浸透しつつある。準決勝の相手は実践学園。大成は関東大会出場権をもう一度つかむため、さらに前へと進む。

(文・写真=西山和広)

▽令和8年度関東記念大会東京予選
令和8年度関東記念大会東京予選