今治東中等教育学校 vs 済美

 後半に入り、主導権を握り始めたのは「ここまで走り合いで負けたいトレーニングをやってきた」(松本監督)済美の側であった。立ち位置を3-5-2に変え、両サイドバックを中盤に近い位置に押し上げたことでポゼッション率が格段に向上。シュートシーンこそ生まれなかったが、済美の先制点は時間の問題と思われた。

 ただ、今治東は狙っていたのはまさに済美が前がかかりになる瞬間の「クロスカウンター」であった。53分。済美DF5渡邊のロングスローからの攻撃を防いだ今治東GK1上鵜瀬は「トレーニングの時からずっと取り組んでいた」FW10森への直通ホットラインを発動。「試合中も4~5回仕掛けていたが、ロングスローの直後で3バックの中央が外れていたのを狙って中央から抜け出した」10森は相手GKと1対1になると「思い切り振りぬくことだけを考えて」右脚を一閃。強烈な弾道がゴールネットを突き刺し、試合を大きく動かす先制点は今治東に生まれた。

 ただ、済美・松本監督のケアは早かった。直後の55分にFW9安藤旺泰(2年)を投入するなど、前線に高さのある選手を次々とピッチに送り出し、67分にはこれも途中投入された右MF18宮岡慧(3年)のロングスローこぼれ球を5渡邊がフリーでシュート。しかしボールは無情にもクロスバーの上に外れ同点はならず。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)愛媛予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)愛媛予選