四国学院大学香川西 vs 尽誠学園

 難敵を破り、チームのメンタル面は上向きだった。決勝の舞台に立つのは初めての選手が多かったが、試合前に緊張は見られない。「試合前のロッカールームでも楽しくいつも通りの雰囲気だったので、試合前から勝てるかなという自信はありました」と振り返るのはDF3十河陽人(3年)。「尽誠は勢いが良いので、その流れに飲まれないように、自分らが上回る勢いを出そうと意識していました」と続けるようにキックオフから果敢に挑むと最初の決定機は前半6分に訪れた。

 尽誠学園エリアの左中間でFW10細川俐空(3年)がパスを受けると遠目から思い切りよくシュート。「監督に一本目は思い切って打てと言われていた」と振り返る一撃がゴールの右上に決まり、四学大香川西が幸先の良いスタートを切った。

 「前線の細川が先制点で勢いを体現してくれたので、バックラインの僕らが立ち上がりから安心してプレーできました」と十河が振り返るようにチームに落ち着きをもたらす1点となったが、尽誠学園はそう簡単に勝たせてくれる相手ではない。MF7嶋田凌也(2年)ら中盤の選手がボールを持ったら素早く前線で力強さを発揮するFW11山岡來雅(3年)やサイドに当てて、反撃のチャンスを伺った。

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