後半半ばを過ぎてからは神戸弘陵が攻勢を強め、20分には右を仕掛けたMF8丸山瑛太郎(3年)が中央にパスを入れ、鈴木がニアで合わせようとしたがわずかに合わず。21分にもコンビネーションでの崩しからPA左に出たFW11北山大成(3年)が決定的な場面を迎えたが、シュートは枠を捉えることができなかった。33分にはFW19藤内琉之介(2年)がゴールネットを揺らしたが、反撃は及ばず3-1でAIE国際が勝利した。

 一昨年の選手権予選、昨年のインターハイ予選は決勝まで進んだAIE国際だが、あと一勝が遠く全国の舞台にはたどり着けていない。「このままで行けるというのが、最後取れなかった原因だと思っている」と口にするのは上船監督で、これまでは“ここまで来たから最後は楽しもう”という雰囲気があったという。

 この日もそうした声があったというが、きっちり気持ちを引き締めたことが勝因になったという。「戦ったら楽しいし、勝ったら楽しい。楽しもうぜではなく、戦おうぜというのを求めた。俺らはもう1個ハングリーに厳しく、チームとしてみんなで戦うぞって。ここでもう一個成長するんだ、もう一個行くぞという姿勢がこのゲームで前半3点取れたことに繋がったと思う」(上船監督)。決勝でもやるべきことは変わらない。戦う姿勢を貫き、チームの新たな歴史を作るつもりだ。

(文・写真=森田将義)