久御山 vs 桃山

 第89回大会で全国準優勝を果たした久御山だが、近年は私立強豪校の勢いに押されて、全国大会出場までたどり着けないシーズンを過ごしている。名伯楽である松本悟・前監督からバトンを受けついた同校OBの大溝監督は「2年生と3年生がかみ合えばいいシーンが作れたが、大会初戦の緊張感がありました2点目を決めた後はだいぶ良くなりましたが、そこへ至るまでをいかに良くしていくのか。選手に自信を持たせられるかですね」と試合を振り返った。

 ショートパスとドリブルを全面に押し出す南米スタイルで注目を集めてから年が過ぎ、現代サッカーは目まぐるしいスピードで進化している。久御山も自分たちのアイデンティティーは持ち続けながらも、それだけに固執しない姿勢も見られる。この日は相手がマンツーマンで前から人を捕まえにくることがわかれば、長いボールを前線へ入れることで相手のプレスを裏返して、結果的に中盤にスペースと時間を作り出してパスをつないでいくという場面もあった。キャプテンのMF百貫晴琉(3年)は「久御山のサッカーは継承されています。でも、勝たないと意味がない。勝つために戦う、その上に技術が乗っかる」と話す。そして「対戦相手にも、昔の久御山にも負けたくないです。チームとしても、個人としても、その為に何が必要なのかを逆算しながら毎日の練習から取り組んでいきたいです」と成長を誓っている。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選