合同B vs 立命館宇治

 チームを率いるのは就任2年目の小原昇監督。京都サンガF.C.と立命館学園と京セラの共同プロジェクととして有名なスカラーアスリートプロジェクトの一環として、京都サンガから立命館宇治へ派遣されている元Jリーガーだ。「リーグ戦とは違う、一発勝負のトーナメント戦の初戦特有の雰囲気があった1回戦はボールが足に付かない選手もいました。今日はいろんな選手を起用して、3回戦へチームをいい状態で持っていくことができそうです」と話している。

 新人戦では2回戦で大谷に敗れて、早い段階で大会から去ることになった。「そこからもう一度、自分たちを見つめなおしました。遠征ではプリンスリーグに所属するチームに勝つ試合もあって、自信になっています」と高校総体予選での巻き返しを誓っている。

 一方、敗れた合同チームBは京都府北部の2校により構成されている。普段はそれぞれの高校で練習している。人数が少なく紅白戦などは行えないが、基礎練習やミニゲームを通じて技を磨いている。合同練習が行われるのは、1週間から2週間に一度のペースだ。この日、キャプテンマークを巻いた海洋高校の主将MF岡本泰駕(3年)は「普段は別々なので、名前や特徴がわからない。練習の中で意識して相手の名前を呼んだり、声を掛け合うメニューを組んだりして、取り組んできました」とコミュニケーションの重要性を説いている。自身は小学校からキャプテンを任されてきたが「合同チームのキャプテンは始めて。これまでやってきた役割とは違うものが求められることもあります。週に1回しか会えないのは大変ですね」とも話している。また、海洋高校は海洋水産系を学ぶ学校で、履修するコースによっては船舶に乗る実習で数日間、海へ出て練習に参加できない時期もあるという。そうした環境は、他の高校とは異なるものだ。

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▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)京都予選