鹿島学園イレブン

 この日は立ち上がりからアグレッシブに仕掛け、得意の裏抜けからチャンスに関与。清本のゴールをお膳立てし、あとはゴールを決めるだけだった。しかし、時間だけが経過し、最終盤。その中で79分に巡ってきたチャンスを確実に決め、感情を爆発させた。

 ようやく決めた今大会初ゴール。遅すぎた感はあるが、そう思わせるのもポテンシャルがあるからだ。昨年度の高校サッカー選手権では流通経済大柏との準決勝で終了間際に劇的な決勝点を決め、一躍その名を全国に轟かせたのは記憶に新しい。しかし、現状では結果を残せていない。迎えた今季はスーパーサブではなく、内海との2トップでチームの柱として攻撃をリードする存在として期待されていた。コーチ陣からも「内海とふたりで点が取れるようになってほしい」と言われており、まだまだできるからこそ厳しい声をかけられている。決勝のゴールが転機となるか。夏のインターハイで爆発が待たれる快速ストライカーの今後に注目したい。

(文=松尾祐希 写真=矢島公彦)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)茨城予選