得点差が広がっていく中でも諦めたり足を止める選手はおらず、19点目が決まった後にはピッチ内の選手からベンチへ向かって「DFを一人、前へ上げさせて欲しい」と攻撃へ出ることを直訴していた。その裏返しでさらに失点は重なったが、あわや24点目という場面でGK鹿谷奏介が強烈なシュートをビッグセーブで防ぐなど、最後までファイティングポーズを取り続けていた。

 最終ラインで懸命の守備を見せたDF杉島宰斗は「23点も取られてDFとしてはめっちゃ悔しいけれど、球際で勝てた場面が何回かあって自信になりました。疲れてきたときに声が少なくなってきたし、上を目指すには体力をもっとつけなきゃいけないです。高校選手権は中学までの大会と違って、会場や応援の雰囲気、球際の強さなんかが全然違った。いつもと違う舞台で戦えて楽しかったし、京都橘と試合をする機会なんか普段はないので、すごく勉強になりました」と敗戦の中にも充実感を感じた様子だった。

(文・写真=雨堤俊祐)

▽第105回全国高校サッカー選手権京都予選
第105回全国高校サッカー選手権京都予選