好守を連発したGK羽場の活躍も見逃せない。「新人戦の3失点はすべて悔いの残るものだったので、今日は無失点に抑えるつもりで臨みました。PKも反応できたんですが……」と切り出すと、「後半は絶対に点をやらない気持ちで入り、ゼロに抑えていれば味方が得点してくれると信じていました」と話した。

 同点にした時は「うれしさと同時にしっかり切り替えることを考えた」と言い、勝ち越し点が決まった瞬間は「守り切ることしか考えませんでした。でも6分のアディショナルタイムは本当に長かったです」と笑った。

 女子チームを強化した小椋大監督が、今春から男女サッカー部ダイレクターに就任し、総監督という立場で男子チームを指導。「この1カ月は守備の戦術に時間を掛け、CBとGKを中心にした組織的な守りができるようになりました」と小椋ダイレクターは胸を張る。攻撃に関しては「セットプレーとショートカウンターが得点源です。これからさらに攻守とも質を上げていきたい」と今後を見据えた。

 一方、逆転負けを喫した浦和西の須釜監督は「初戦ということもあり、試合への入り方がちょっと硬かったようです」と残念がり、「相手によく守られたこともありますが、やはり2点目を取れなかったことが敗因です」と悔しそうに分析した。     

(文・写真=河野正)

▽令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選
令和8年度全国高校サッカーインターハイ(総体)埼玉予選