1点を追う武南は後半開始から、主将で攻守の大黒柱である小山一絆と小川慈生(ともに3年)の両ボランチを投入したほか、エースFW岩澤柾吾(3年)も送り込んでこう着状態を打開しようとした。
とりわけ小山の投入は図に当たった。2分に栄隈の決定打がDFにブロックされた1分後、小山の強烈な中距離弾をGK栗田が弾き、そのこぼれ球に先んじた栄隈が押し込んで同点。9分には八百川の最終パスを左2列目の渡辺悠(3年)が決めて勝ち越しに成功した。
この後も攻勢の時間帯が続き36分、岩澤が右から完ぺきなクロスを配給すると、中央で受けた小山が右足でゴール左隅に蹴り込んで駄目押し点とした。
後半の真岡は次々にフレッシュな選手を送り込んだものの決め手を欠き、質の高い崩しの形や決定打を放てず決勝進出を逃した。
見事な逆転勝利ではあったが武南の内野慎一郎監督は、「崩しの形はまずまずでしたが、シュートの精度が悪かった。決めるべき場面で決められなかったので、1回戦と同じく内容的には褒められません」と笑顔はなかった。ただ収穫もあり、「取られても取り返せたことですね。今までの武南なら、攻めていても得点できずに自滅するパターンが目に付きましたが、逆転できたことはポジティブに考えたい」と振り返った。
▽令和8年度関東高等学校サッカー記念大会
令和8年度関東高等学校サッカー記念大会

