1年生からボランチのレギュラーとなり、年々すごみを増す小山はきっ抗した戦況なら後半から出番があると準備していたそうだ。「点を取ることを意識してピッチに入りました。うちは(渡辺)悠らサイドが強力なので、外からの攻撃に重心を置いて相手の守りを崩すことを考えたんです」と戦略の一端を明かす。
この言葉通り、1得点・1アシストの活躍でチームを決勝に導いたのだから大したものだ。前橋育英とのファイナルに向けては、「簡単ではありませんが、絶対にタイトルを取りたい。明日は自分たちのサッカーをやり続けて優勝したい」とチームの要人は口元を引き締めた。
1回戦で先発し、真岡戦では後半開始から出場したのがCBのレギュラーでもある葛西康介(2年)だ。1失点こそしたものの、前半は危ないシーンはほとんどなかったが、さらに守備を引き締めるために送り込まれた。
葛西は「そうですね、守りを安定させることを第一に考えてプレーしました。特にボールへのアプローチとカバーリングには力を入れましたが、中盤の運動力が活発だったのでやりやすかった」と語る。昨年はBグループを制し全体の3位に入っただけに、「今年はAグループでの優勝を目指します」と力を込めた。
埼玉の全国高校総体予選は5月30日に開幕する。内野監督はこれに向けて故障者を出さないことにも細心の注意を払っているが、「試合の中で課題が出たら自分たちで解決できる流れにしないといけません。そういう意味でも決勝は、練習でやってきたことをさらに突き詰め、体現できるような内容にして大会を締めくくりたいですね」と抱負を述べた。
(文・写真=河野正)
▽令和8年度関東高等学校サッカー記念大会
令和8年度関東高等学校サッカー記念大会

