3点を奪った正智深谷が創造学園を下しベスト8
2回戦を劇的な勝利で勝ち上がった、勢いのある両校の対戦が、浦和駒場スタジアムで行われた。
立ち上がりから、両校とも前からプレスをかけるが、無理して繋がず、ロングボールでプレス回避をしていく。前半3分に正智深谷FW11番の新井が、左サイドの深い位置からドリブルで中に切れ込みファーストシュートを放つが、キーパーにセーブされる。前半も中盤にさしかかった前半19分、2回戦まで相手に先制を許していた正智深谷に、待望のファーストゴールが生まれる。創造学園GKのクリアをハーフラインでカットすると、テンポ良くボールを繋ぎ、MF24番の海老塚宝良のラストパスを、MF8番の鈴木涼太がファーストタッチから豪快なシュートをキーパー頭上に突きさした。
その後は、一進一退の攻防で両校ともチャンスを作るがゴールは生まれず、前半25分に左サイドからのクロスに創造学園16番の小澤がゴール前に走りこむも合わず、前半32分には、創造学園16番の小澤のポストプレーに味方からのリターンパスを受けて、振り向きざまにシュートを放つも枠上に、前半36分には、FKから味方が落としたボールを創造学園4番の青木弥彦が、ゴール前でシュートを放つもバーに直撃して、同点弾を奪えない展開が続く。前半終盤は、創造学園が押し込む展開が続くが、正智深谷のDF陣が、しっかりブロックをして、ゴールを与えない。
このまま前半終了かと思われた前半40分に、前がかりになった創造学園から、正智深谷FW9番の玉城がボールを奪い、素早いカウンターから、MF24番の海老塚の絶妙なスルーパスをFW11番の新井晴樹が受けて、GKが出てきたところを、MF10番の小山開喜に横パスを出し、シュートがゴールネットを揺らし、2点目を奪う。