シュート1本の東海大仰星が大金星!王者・東福岡を下し4強へ
1月5日、第95回全国高校サッカー選手権大会準々決勝第2試合は連覇を狙う東福岡(福岡)と勝てば初のベスト4進出となる東海大仰星(大阪)の一戦。シュート1本の東海大仰星が3回戦で勝利した2013年度王者の富山第一(富山)に続き、2試合連続で優勝経験校を撃破。大金星を挙げた東海大仰星は準決勝で青森山田(青森)と対戦する。
東福岡のスターティングイレブンはGK 1番前島正弥、DF 2番阿部海大、3番小田逸稀、4番児玉慎太郎、13番砂原一生、MF 6番鍬先祐弥、7番青木駿、10番藤川虎太朗、11番高江麗央、18番福田湧矢、FW 9番藤井一輝。
対する東海大仰星のスターティングイレブンはGK 1番宮本一郎、DF 2番大東史明、3番玄尚悟、5番吉田純平、6番面矢行斗、MF 4番大崎航詩、8番原田絋汰、9番新保隼人、10番松井修二、11番見野龍太郎、FW 18番藤山海星の11名が名を連ねた。
試合立ち上がりはお互いに厳しく当たり、両チームともロングボールが多くなる落ち着かない展開。それでも前半4分、左サイドの高い位置で受けた東福岡DF小田が1vs1でディフェンスをかわしカットインからシュート。これは枠を外れてしまうがこの試合最初のシュートを放つ。徐々にボールを持てる時間が長くなってきた東福岡。DFからしっかりと繋ぎプレスを回避、そこからピッチを広く使ってチャンスを作る。前半11分、右サイドからのクロスがDFに当たり東福岡がこの試合最初のコーナーキックを得る。ライナー性の速いボールを入れるが、これは東海大仰星DF吉田がクリア。立て続けに攻める東福岡は前半13分、中央でボールを奪いMF高江が左サイドへ素早く展開。早いタイミングで入れたクロスははね返されるが、再びボールを拾った高江がトラップでディフェンスをかわし、左足の強烈なシュートを放つ。これは惜しくもクロスバーに阻まれる。
東海大仰星は中々シュートまでいけない苦しい展開。しかし東福岡も東海大仰星の堅い守備を相手に決定的なチャンスを作れず拮抗した時間が続く。
前半22分、左サイドで起点を作った東福岡はMF鍬先を経由し右サイドのMF福田へ。東海大仰星DF面矢との1vs1は福田が制しニアサイドへクロスを上げる。走り込んできたMF藤川のシュートはうまくヒットせずラインを割ってしまう。前半24分には再び右サイドで福田と面矢の1vs1。今度は面矢がクロスをブロックし東福岡のコーナーキック。中央でフリーになっていたDF小田のヘディングはキーパー正面。東福岡は決定的なチャンスを逃してしまう。
その後、両校ともに決定的なチャンスを作れないまま時間だけが過ぎていく。拮抗した試合展開のまま前半終了。