駒澤大学高等学校vs帝京

高橋、西田が殊勲の一撃!駒澤大学高等学校が帝京を破り連覇達成!

 いよいよ最終章を迎えた第95回全国高校サッカー選手権東京都大会。12日、Bブロック決勝が行われ、2年連続3回目の全国を狙う駒澤大学高等学校と7年ぶり35回目の優勝を目指す帝京が駒沢陸上競技場を舞台に激突。快晴の中、全国への切符を巡る好ゲームが展開された。

 東京連覇を目指す王者駒澤大学高等学校は、スターティングメンバーに昨年から主力としてチームを支えるメンバーが順当に名を連ね、4-5-1の布陣を形成。一方、2年連続でファイナルへと駒を進めた帝京は注目のルーキー、FWランドリックや主将を務めるFW中瀬大夢ら3トップを組んでこの一戦に臨んだ。

 注目の大一番、開始早々スコアが動く。
 立ち上がりから前線への圧力を強める駒澤大学高等学校は6分、MF長井虎之介が倒されPKを獲得すると、キッカーはSB高橋勇夢。「今年1年間外したことがなかった。信じた。」と大野監督も太鼓判を押す主将の右足から放たれたボールは、帝京GK和田侑大の逆を突き、ネットを揺らす。高橋はこれで今大会4試合連続、さらには前回大会に続き、2年連続となる決勝戦でのゴールをとなった。

 試合の均衡があっさりと破れると、その後は互いにがっちり組み合った真っ向勝負が続く。
 15分、帝京はFKからランドリックがヘディングシュート。駒澤大学高等学校は30分、ロングボールからゴール前攻め込むと、FW影山克明のクロスにMF西田直也が合わせる。39分には、高橋のロングスローからFW矢崎一輝がゴールを狙うなど、両チームにチャンスが到来。攻守が目まぐるしく入れ替わるスピーディーな試合が展開された。

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