前半開始と共に、ボールを持つ國學院久我山、それを待ち構える都立高島という構図。前半18分、久我山11番木下が右サイドからのクロスに合わせるも、これは枠の外。続いて同20分、國學院久我山9番永藤が右サイドでの巧みな切り返しからクロスを上げる。中に待ち構える6番内田が合わせるも、バーの上にそれてしまう。

 均衡が破れたのは、前半26分。左サイドからのクロスにファーにいた國學院久我山の9番永藤が折り返すと、18番鵜生川がヘッドで合わせる。これがポストの内側に当たると、そのままゴールに吸い込まれ國學院久我山が先制に成功した。更に、同28分、18番鵜生川の放ったシュートがバーに当たると跳ね返りを9番永藤が押し込み、僅か2分間で2点をリードする。ポスト一本分の厚みに泣かされる形となった都立高島は前半のうちに追い上げたかったが前半終了となる。

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