エンドがかわった後半。都立高島は待ち構えながらもカウンターを狙っていく。後半13分、一瞬の隙をついた都立高島10番佐藤が右サイドでボールを奪い、華麗なルーレットで抜け出す。これをクロスし、中で待ち受ける7番丹治が強烈なヘッドで叩くも、國學院久我山のGK平田がナイスセーブで弾き出す。魂の攻めも、流れをつかみきれない都立高島は更なる國學院久我山の猛攻を受けてしまう。後半27分、國學院久我山は14番三富のコーナーを19番松本がヘディングでニアサイドに飛び込み、ゴールを決める。さらに、同32分、國學院久我山19番松本の左サイドのクロスから、9番永藤がヘディングで合わせ、これがゴールに吸い込まれる。途中出場の松本の活躍もあり、4-0と一気に突き放す。最後まで、勝負を諦めない都立高島だったが、無情にもここで試合終了ホイッスル。勝った國學院久我山が1次トーナメント突破を決めた。
(文・写真 石津大輝)