試合開始と共に先にゴールに迫ったのは東京朝鮮中高級学校。9番ハン・ヨンギが強烈なシュートを放つも、これはゴールの外。東京朝鮮中高級学校はロングボールやロングスローを活用しながら、セカンドを拾いゴールに迫っていく。9番ハン・ヨンギは強靭なフィジカルで前線で的になり、15番ムン・ヒョンジョン、5番リュウ・ユウォンはタイトなマークで相手を跳ね返し、2番リ・ヒョンジェは雨の中でも推進力を見せる。 都立東久留米総合は中々いつも通りのサッカーが出来ないものの、DFラインでのボールはリスクを冒さず裏に徹底し、前線は数人選手を寄せながらセカンドボールを拾い、器用に浮き球で繋ぐなど順応を見せていた。3番斎藤、4番古川、8番下川でリスク管理をしながら攻守のバランスを保ち、前線は2番島村が最終ラインで駆け引きをし、18番日下部、6番三浦チャンスメイクをする。 雨のピッチに順応を見せた都立東久留米総合が15分以降少しずつペースを握る。前半27分、都立東久留米総合2番島村が左サイドではスルーパスに抜け出すも、僅かゴールの外。しかし、東京朝鮮中高級学校も負けじとチャンスを作る。同31分、4番チョン・ユギョンが雨の中ドリブルで独走しゴール前に繋ぎチャンスを作る。ゴール前の混戦となり、ボールを受けた9番ハン•ヨンギが鋭い反転からシュートを放つがこれはGK澤田に阻まれる。同37分、今度は都立東久留米総合7番小野寺がアウトサイドで浮かしたスルーパスで相手の意表を突くが、GKチュウ・サンホンに触られてしまう。このまま0-0で前半を折り返す。