攻める関東一と守る東京朝鮮中高級学校と予想される試合は前評判通り関東一が多彩な攻撃で東京朝鮮中高級学校に攻めかかる。立ち上がりから右サイドを中心に攻める関東一がチャンスを作る。10分に楔を呼び込んだ9番村井柊斗がフリックでDFラインの裏にボールを送り、13番貝瀬敦がDFを振り切り、先にボールに追いつくが1タッチ目が大きくなってしまいこのボールは飛び出したGKにキャッチされてしまう。

 一方、東京朝鮮中高級学校のファーストシュートは18分。中央右寄りからのふわりとしたボールを8番プ・チウが難易度の高いヘディングでGKの頭上を狙う。しかし、関東一GK1番北村海チディが指先ではじき出しゴールとはならず。直後の21分に関東一は左サイドでボールを受けた9番村井柊斗が中央10番篠原友哉にグランダーでパスを送る。ゴール前で相手を外し放ったシュートはGKに弾かれるもこぼれ球にいち早く反応した13番貝瀬敦が押し込み先制点は関東一。主導権を関東一が握ったまま進み、36分に追加点が生まれる。後方からのボールに左サイドを抜け出した13番貝瀬敦がボールを収めて中央に折り返し10番篠原友哉へ。10番篠原友哉は切り返しから体勢を崩しながらもつま先で相手より早くシュートするとタイミングを外したボールはGKが食らいつくもネットを揺らす。

 2点を先行され苦しくなった東京朝鮮中高級学校だが直後にチャンスを迎える。37分にロングスローから味方が擦らしファーサイドに流れたボールを8番プ・チウがインサイドで丁寧にゴール隅をねらうが、GK1番北村海チディが驚異的な身体能力でボールに追いつきピンチを防ぐ。東京朝鮮中高級学校もチャンスは作るが無得点のまま前半を折り返す。

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