高校時代のMF染野唯月(左)
超高校級ストライカーとして鳴り物入りで鹿島アントラーズに新加入した染野唯月が、今、もっとも注目しているFWは「フィルミーノ」なのだそうだ。
「シュートもドリブルもパスもすべてがうまい。フィルミーノのプレーを見て、自分なりにいろいろ参考にしている」と、目を輝かせる。
当代随一の高速カウンターを武器に2018-19シーズンの欧州チャンピオンズリーグを制したリバプール(イングランド)の不動の9番で、ブラジル代表でもあるフィルミーノは現在、28歳。サッカー選手として、まさに全盛期を迎えようとしている万能ストライカーだ。
俗に“偽9番”と称される。
最前線に張るだけではなく、ときには中盤に下がってきたり、サイドに流れたりしながら攻撃を組み立てる。その変幻自在のプレースタイルが「9番のようで、9番ではない」といった意味合いからつけられた。