本格的な新チーム始動が目立つ高校サッカー界。高校サッカードットコムでは新シーズンに飛躍を見据える全国の強豪校を紹介する。

【vol.7清水桜が丘(静岡)】
 長年に渡って高校サッカー界をリードしてきた“清商”こと清水商業が併合を経て、校名を清水桜が丘に改めてから3年。名波浩(現ジュビロ磐田監督)、川口能活(FC岐阜)、小野伸二(コンサドーレ札幌)ら数々の名選手をプロへと輩出してきた静岡の伝統校は言わずと知れた名将大瀧雅良監督の下、全国での勝利に飢えている。

 過去には選手権3度、総体では4度の全国制覇を成し遂げるも、高校サッカー界全体の底上げが著しい近年は、名門と言えど取り巻く環境は厳しいのが現実であり、校名変更後は全国出場も難しい状況が続く。1年目は総体、選手権共に藤枝東相手に惜敗。昨シーズンも総体決勝で東海大翔洋に敗れると、選手権では準々決勝で藤枝明誠に引導を渡され、全国の扉を開くことはできなかった。

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