全10チームによって争われるT2の覇権。日程の都合上、各チーム消化試合数に差があるものの前半戦(※第10節消化済みチームあり)を終えて、上位3チームが熾烈な首位争いを繰り広げている。
頭一つ抜け出すのは東京実業。ここまで9試合を終えて8勝1敗、勝ち点24を積み上げる。堀越を迎えた開幕戦での快勝(4対1)をスタートに、その後開幕4連勝を飾ると、第5節FC東京U-18(B)戦で今季初黒星(0対1)を挟んで再び連勝街道をまっしぐら。悲願の初優勝に向けて良い形で前半戦を終えた。また、リーグ戦での好調は総体予選にも反映。惜しくも準々決勝で都立東久留米総合に敗れたものの、実践学園らを退ける快進撃で8強進出。昨年から大きな躍進を遂げているチームの一つとして、日に日に注目度は増している。
そんな東京実業、最大の強みは何といっても攻守の安定感。総得点数27はリーグ2位、総失点数5はリーグで最も少ない数字と、目に見える形で今季の好調具合が覗える。試合ごとに比較しても好不調の波が少なく、ここまで安定した戦いを継続してきたことが首位維持の要因と言えるだろう。