――なるほど。じゃあ、話題はガラッと変わって。せっかく集まってもらってるから、お互いどんな選手なのか言い合ってみようか。

「お互いね」
「ちょっと待って、陥れるのなしにしようぜ。」
「裏切りは無しね。」
「ガチにしよう。」
「ガチのやつね!」

――何の話だ(笑)。チームでの立ち位置とか、プレーとかさ、どんな選手だってところを。じゃあ山田君から。

「(山田)輝は、常にワントップで張ってて、優柔不断な人がいると助けてくれたり、ビシッと決める所は率先してチームに声かけてくれたり。たまにふざけてる時もあるんですけど、決める時は決めてくれる、勝負強い男だと思います!」

――おお、さすがエース!

山田:「これ照れるね…!」

――いいじゃん。じゃあ次、須賀君

山田:「達生は笑いに対する…」
須賀:「そこじゃなくて!サッカーでお願いします!」
山田:「一言でいうと、ガッツが9割占めているような男です。下手したら10割くらい。達生がチームの勢いを出してくれてると思います。たまに削ぐ時もあるけど(笑)。でもやっぱりコイツの熱意とかサッカーに対する気持ちっていうのは全体通して一番強いんじゃないかなと思います。」

――おお!この時期だからこそ言えるっていうのもあるかもね。じゃあ、関君。

須賀:「裕輔とは中学校のチームが同じなんです。この人は飽きやすいというか、すぐ自分がうまくいかないと止めちゃうところとかあるのも知ってますけど、でも本当はガッツがあってどんどん前へ、っていう人。このチームの着火剤みたいな感じです。」
一同:「チャッカマン…(笑)」
須賀:「こいつがボール持った時に何か起こるぞっていうワクワク感。はじまるぞ!みたいなところがありますかね!」

――まとまったね。じゃあ、加藤君。キャプテン!

「キャプテンは1年生の時から周りからの信頼が厚くて、キャプテン決める時にみんなが満場一致で加藤を指名しました。初めはちょっと決断が遅かったり遠慮していたりしたんですけど、今、凄くしっかりやるようになってくれたし、チームも加藤もまだ進化出来るんじゃないかなと思います。」

――いいね!ありがとうございます!残りの高校生活も残り少なくなってきたけど、それに向けて何か言いたいことある?決意みたいな。

須賀:「高校生って、制服を着られる最後の瞬間ですよね。……制服デートをしてみたいです。」

――出だしは良かったのにどうしようもないな(笑)。でも大事だよね、そこ。今までサッカーに打ち込んできたんだもんね…。ちょっとキャプテン、〆てください!

加藤:「このチームで、大好きなメンバーでいられるのはあと少し。サッカーは勝負事なので勝敗っていう結果は出てしまうんですけど、そこだけじゃなくて、結果に至るまでの過程で後悔したくない。お互いまだまだ進化しながらやっていきたいです!」

ありがとうございました!
いやぁ、仲が良いというかコンビネーションが良いというか、楽しい話が聞けました。
では、そんなチームを率いる宮坂監督にお話を伺いましょう!

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