“夢の全国”へ、最終決戦の幕が開けた第93回全国高校サッカー選手権大会東京都大会は9月14、15日に2次予選1回戦が行われた。夏の終わりの激闘を振り返る!
■接戦続いた1回戦
1回戦全24試合中およそ半数を占める11試合(延長戦も含む)が1点差ゲームに、さらにAブロック、東京実業対早稲田実業の“実業ダービー”をはじめ4試合がPK戦まで縺れ込むなど最後まで目が離せない接戦が多く見られた。また1回戦で生まれたゴールは全部で80。2回戦以降都大会のゴール数はどこまで伸びていくのか。多くのゴールを期待したいところだ。
修徳vs都立大泉
■全国を知る名門校、苦しみながらも2回戦へ
一昨年、昨年に引き続き3年連続での全国出場を目指す修徳はAブロック1回戦で1次予選から勝ち上がった都立大泉と対戦。前半互いに1点ずつを奪うとその後試合は膠着。PK戦の結果5対4、圧倒的に優位の立場だと見られていた修徳が辛うじて勝利を収めたもののやや不安が残る船出となった。2年前全国のピッチを経験したBブロック実践学園は大成と対戦。先制するも追いつかれ1対1で迎えた試合終了間際、劇的な勝ち越しゴール。T1リーグで首位を快走する2年前の王者が2回戦へと駒を進めている。
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