■堀越対東農大一
 かつて7年連続での決勝進出を果たすなどここ東京における高校サッカーの歴史に名を残してきた紫色のユニフォーム。古豪堀越が20年ぶりに西が丘の舞台に帰ってくる。都立国分寺を3対0で一蹴した初戦に続き2回戦でも攻撃陣が好調。専修大附を相手に5対2で打ち勝って駒を進めた準々決勝では東海大菅生を1対0で下し、ここ数年阻まれてきた4強の壁を打ち破った。まさに“鬼門突破”を成し遂げて迎えるこの準決勝、格上として臨む一戦に盤石の態勢で勝利を期す。予想されるのはこれまで同様、4-4-2の布陣をベースに試合状況に応じて3バック、5バックに変化する順応性に優れたフォーメーション。準々決勝に比べ、攻撃にバランスが傾くことが濃厚な中でも柔軟な守備をスムーズに展開し、速攻を得意とする相手に付け入るスキを与えないようにしたい。選手が主役の“シンキングサッカー”を掲げる堀越は決勝の舞台に立つことができるのか。

東農大一は08年以来の西が丘に臨む

 対するは08年以来の西が丘に臨む東農大一。1次予選から登場するとここまで6試合を戦い27得点4失点。昨年果たしたT3リーグ優勝からさらなる躍進を目指し、目標とする厳しい守備から想像力豊かな攻撃をピッチで体現し怒涛の勝ち上がりを見せてきたチームは、準々決勝で国士舘を相手に演じた番狂わせで一気に注目を浴びる。これまでの勝利の大きな要因となっている堅守からの積極的な攻撃姿勢を継続し、この準決勝突破を目指したい。11月8日、13時からのキックオフが予定されている。

 尚、高校サッカー選手権2次予選は準決勝に続き、A、Bブロック共に11月15日、西が丘で決勝戦が予定されている。

Aブロック組み合わせ・結果

【高校サッカードットコム】
ドットコムTwitter
ドットコムfacebook