12月30日に開幕を迎える第94回全国高校サッカー選手権大会。高校サッカードットコムでは地域ごとに注目校を紹介!第2弾は【関東編】!
来季のJ内定選手を擁する強豪は日本一を見据える。まずは流通経済大柏との千葉頂上決戦に快勝し、2年ぶり20回目の全国出場を決めた今夏総体準優勝校市立船橋(千葉)。MF椎橋慧也(べガルタ仙台内定)、FW永藤歩(モンテディオ山形内定)の2人を筆頭に、今季プレミアリーグEASTで8ゴール(第16節終了時点)をマークするMF工藤友暉や今夏総体優秀選手にも選ばれたDF杉岡大輝ら、攻守においてさすが名門と言わんばかりの好選手が揃う。11月の千葉県予選決勝戦後のインタビューでも選手が口を揃えて語ったように、自信を持って全国へと臨める陣容が整った。帝京(東京)、国見(長崎)に並ぶ史上最多タイとなる6度目の全国制覇へ、米子北(鳥取)との初戦は今大会を占う試金石となるだろう。また、今大会の得点王候補に挙げられるU-18日本代表FW小川航基(ジュビロ磐田内定)を擁する桐光学園(神奈川)は神奈川を勝ち抜き2年ぶりの全国へ。ポゼッションをチーム戦術の根底に置き、MFイサカゼインやMF西川公基らストロングポイントの両サイドから仕掛ける攻撃は迫力満点。最前線にフィニッシャーとして君臨する小川にはこれ以上ない頼もしさを感じさせる。今年で就任3年目を迎えている同校OB鈴木勝大監督の下、悲願の初優勝へ歩みを進めていきたい。
続いて東京からは選ばれしこの2校。5年ぶり2回目の出場を勝ち取った駒澤大学高等学校と東京都3連覇を成し遂げた國學院久我山が全国の強者へ挑戦状を叩きつける。フィジカルを前面に押し出したプレッシングが目を引く駒澤大学高等学校に対して、前線には小柄なテクニシャンが並び、パスサッカーを志向する國學院久我山。対照的なチームカラーを持つ両校は、東京代表の誇りを胸に上位進出を目指す。
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2015年 第94回全国高校サッカー選手権