第95回全国高校サッカー選手権の決勝が埼玉スタジアム2002で9日に行われ20年連続22回目の選手権出場となった青森山田（青森）が前橋育英（群馬）を下し初優勝を飾った。

　高円宮杯チャンピオンシップに続き、選手権も5戦20得点2失点で制し史上初の同大会と選手権の2冠となった（※前身の全日本ユースを含めると、2007年度の流通経済大柏以来）名将・黒田剛監督率いる青森山田。そして、東北勢の選手権制覇は第85回大会の盛岡商（岩手）以来10年ぶり4度目となった。

　FC東京内定GK廣末陸、千葉内定MF高橋壱晟、全国総体得点王の鳴海彰人ら多くのタレントを擁し選手権に臨んだ青森山田は2回戦、3回戦ともに5-0の完封勝ちで8強入りを果たすと準々決勝では正智深谷（埼玉）に今大会初失点を喫するも3-1で勝利し4強入りを果たした。続く準決勝では東海大仰星（大阪）に2-1で勝利。迎えた決勝では全国総体優勝校の市立船橋（千葉）ら難敵を撃破し5戦無失点のまま決勝にコマを進めた前橋育英を相手に5ゴールを浴びせ5-0で勝利し、22度目の挑戦で青森県に初の優勝旗をもたらした。

▽青森山田
決勝 vs 5-0 前橋育英（青森）　
準決勝 vs 2-1 東海大仰星（大阪）　
準々決勝 vs 3-1 正智深谷（埼玉）　
3回戦 vs 5-0 聖和学園（宮城）　
2回戦 vs 5-0 鵬翔（宮崎）