日章学園DF阿部稜汰主将（写真＝矢島公彦）

　12月30日、第98回全国高校サッカー選手権大会がついに開幕を迎えた。

　開幕戦に先立って行われた開会式ではDF阿部稜汰主将(日章学園)が選手宣誓の大役を務めた。阿部主将は「記念すべき令和最初の選手権大会に出場できる喜びをかみしめています」と喜びを噛み締めつつ、「ここに至るまでの決して平たんではなかった道のりの中で導いてくださった先生方、支えてくれた家族や友人、いくつもの困難を乗り越え、共に戦い、共に励ましてきた仲間たち、そしていつも応援してくださった地域の方々へ感謝の気持ちを胸に私たちはこの晴れ舞台で全力でプレーします」と感謝の言葉を口にした。そして「激動の平成を振り返り、私たちは大好きなサッカーができるこの幸せを決して当たり前のことではないと知っています。新しい令和の時代を作っていくのは私たちです。全身全霊でプレーし、この冬最も熱い大会にすることをここに誓います」と締めくくった。

　令和初の選手権は1月13日に決勝戦が行われ、冬の高校日本一が決定する。