MF沖吉大夢(神戸弘陵)

兵庫予選
  今季は主力に怪我人が相次ぎ、2月の新人戦から芳しい結果を残せずにいた神戸弘陵が4年ぶりの頂点を掴んだ。予選に入りベストメンバーが揃ったことで守備が安定したことが復調の大きな要因だが、中でも大きかったのはMF田中魁人(2年)の存在でC大阪内定のDF田平起也を中心とした守備の強度がアップ。攻撃も、主将のMF沖吉大夢(3年)の負担が減ったことでMF兼田拓実(3年)らの躍動感を増した。トーナメントの5試合全てを接戦の末、物にした自信はチームの力になるはずで全国でも活躍が期待できそうだ。反対サイドを勝ち上がった県立西宮の要所に揃った実力派が印象に残る好チームだった。守備ではDF馬殿浩太(3年)とGK好井丈裕(3年)、攻撃ではMF梶本朱生(3年)が活躍。MF小林遼生(2年)や畠山なる(2年)が残る来年も楽しみな一年になりそうだ。今年から高田秀一監督による新体制がスタートした報徳学園も、MF堀毛優(3年)を中心とした戦いでベスト4入り。プリンス関西に所属する三田学園も初の選手権出場は果たせなかったが、今季見せた戦いぶりはチームとしての確かな成長を感じさせる物だった。

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▽第98回全国高校サッカー選手権予選
第98回全国高校サッカー選手権予選