松本国際MF宮嶋航大(写真=森田将義)

 31日に開幕する選手権で注目を集めそうな選手をポジションごとにピックアップし、紹介していく。各ポジション10人ずつ挙げたが、他にも注目選手はたくさんいる。紹介した選手だけでなく、その他のブレーク候補や、お気に入り選手を見つけなら大会を楽しんで欲しい。

MF松木玖生(青森山田・2年)
最大の特徴は、学年関係なく叱咤激励できる精神面。昨年の選手権では、闘争力を前面に押し出し、攻守両面に絡んだ結果、ルーキーながら4ゴールをマークした。今年は上半身の逞しさが増し、プレーの力強さがアップ。大会の主役候補として、日本一を狙う。

MF内藤蒼空(明桜・2年)
原美彦監督は、「佐野海舟(J2町田)のようになって欲しい」と期待を寄せるボランチ。セカンドボールの回収と奪ってからの豊富な運動量を活かした関わりの多さが売り。チームの雰囲気を良くする抜群のキャラクターも目を見張る。

MF須藤直輝(昌平・3年)
彼ほど見ていて楽しい選手はいない。多彩なテクニックと遊び心に溢れたドリブルで相手を手玉にとりながら、決定機を演出天才肌のアタッカーだ。J内定選手を4人擁し、優勝候補の声もある昌平を頂点に導けるかは、彼にかかっていると言っても過言ではない。

MF川上航立(帝京長岡・3年)
気の利いたポジショニングで中盤のこぼれ球を拾い、攻撃のリズムを作る。昨年は、FW晴山岬(J2町田)やMF谷内田哲平(J2京都)など強烈な先輩たちを支える黒子役としての印象が強かったが、今年は得点への関与や鼓舞する声で川上自身が強烈な存在感を放つ。

MF伊藤士苑(星稜・3年)
伝統のサイドアタックを担うスピードスターだ。昨年まではBチームを主戦場にしていたが、最終学年を迎えた今年は、右サイドハーフとしてスタメンに定着。爆発的な速さを活かした縦突破からのクロスで、ビッグチャンスを生み出す。

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