富山第一FW吉倉昇空(写真=森田将義)
31日に開幕する選手権で注目を集めそうな選手をポジションごとにピックアップし、紹介していく。各ポジション10人ずつ挙げたが、他にも注目選手はたくさんいる。紹介した選手だけでなく、その他のブレーク候補や、お気に入り選手を見つけなら大会を楽しんで欲しい。
FW佐藤遼(仙台育英・2年)
スピードを活かしたスペースへの飛び出しが真骨頂。自身初の全国大会となった昨年の選手権は初戦の五條戦で決勝点をマークした他、精力的な動きで攻撃を活性化させた。エースとしての活躍が期待される今年は、予選決勝で2得点を奪い、チームを全国へと導いた。
FWエゼ・トベチク(鹿島学園・3年)
ナイジェリア人の父と日本人の母を持つ点取り屋。C大阪U-15時代は、同学年の中でも小柄な部類だったが、高校入学後に身長が伸び、今では186cmに。サイズを買われ、今夏にボランチから転身すると、予選では4試合連続ゴールをマークした。
FW吉倉昇空(富山第一・3年)
元々は、攻撃的なMFだったが、高1の秋からFWに本格転向。180cm近い高身長ながらも、身のこなしが軽く、ボールタッチも柔らかいのが特徴だ。ボールが入ると何かやってくれそうな予感が漂う選手で、今大会のブレークもあり得る。
FW河上英瑞(丸岡・3年)
ガタイの良さが目を惹く大型ストライカー。高校入学後は、182cmの高身長を活かし、CBとしてもプレーしたが、昨年の選手権以降は得点感覚を買われ、FWに定着。前線のターゲット役としてだけでなく、前向きでのプレーも光る。
FW大森涼(帝京大可児・3年)
切れ味鋭いドリブルでサイドから見せ場を作るだけでなく、シュート感覚も一定以上。予選では12得点をマークし、2年連続での選手権出場を手繰り寄せた。全国では、同じく帝京大可児でプレーした兄・颯樹を超える得点数(2ゴール以上)を狙う。