青森山田イレブン(写真=矢島公彦)

 2回戦から登場した青森山田は初陣で飯塚(福岡)に苦戦を強いられ、0-1で迎えた後半34分にエースストライカーのFW米谷壮史(3年)がネットを揺らして試合を振り出しに戻した。最後はPK戦で難敵を振り切った。薄氷を履む展開となったが、その苦戦がチームを蘇らせる。2回戦で静岡学園(静岡)をPK戦で下した広島国際学院(広島)に対し、強度の高いプレーで圧倒。前半こそ米谷の1点に留まったが、後半に6ゴールを挙げて7-0で快勝した。ゴールを隠す守備はもちろん、サイドアタックやセットプレーを駆使した攻撃は破壊力抜群。エースストライカーの米谷も今大会4ゴールを挙げており、好調を維持している。粘り強い守備とチャンスを確実に仕留める力は手強いだろう。

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▽第102回全国高校サッカー選手権
第102回全国高校サッカー選手権