検見川
――5月6日、県リーグ1部の習志野との決勝は0-1で敗れてしまいましたが、そこから関東大会まではおよそ3週間。どのように準備しましたか?
ピッチ内外を含め、何もかもが初めてでしたから、いろいろ忙しくなるだろうなと思っていました。検見川は県立高校なので、予算ひとつとっても潤沢にあるわけではないです。保護者会の方々が率先して寄付を募ってくれて、皆さんのご協力の下、大会に臨むことができました。
――初戦の相手は横浜創英。神奈川県を代表する強豪のひとつです。
相手チームを分析したうえで、試合に向けた自分たちの戦い方をしっかり共有して挑みました。1-0でリードして後半に入りましたけど、前半のうちにもう1点取れていれば、試合の結果は違っていたかもしれません。次々にメンバーを入れ替え、勢いをもって向かてくる相手に対して選手たちは粘り強く戦っていましたが、終盤にポンポンと決められてしまった。横浜創英は攻撃力があるチーム。1失点は覚悟していましたけれど、最後は押しきられたという感じです(結果は1-3)。
――試合途中に足をつらせる選手が何人か出るなど、ふだんのようすとはやはり違いましたか?
大会が用意してくれた宿泊施設に泊まって、緊張感からか、前日、あまり眠れなかった選手もいたようです。やはりいつもどおりとはいきませんでした。大会に向けた最終的な準備のところで、今ひとつチームをまとめきれなかったという反省が残っています。ただ、そこは経験値が問われる部分でもあるでしょう。今回、初めて関東大会に出場して得られた経験を、チームとしても選手としも(監督である)自分としても次につなげていきたいと考えています。
#2に続く
(文・写真=小室功)