明秀日立の萬場努監督

 近年、激戦茨城において一目置かれる存在となっている明秀日立。20代前半から同校を指揮し全国区まで押し上げた萬場努監督にお話を伺った。

――全国常連校と言っても過言ではない地位を萬場監督のもと築き上げた明秀学園日立高校。同校監督に赴任して何年目を迎えますか?

 平成19年に本校へ着任と同時に監督という役割に就かせて頂きました。就任14年目になります。

――就任当時を振り返って。

 23歳という年齢で監督に就かせてもらってから毎年、本当に感慨深いです。ですが、指導経験の浅かった時に指導を受けてくれた選手達には特に感謝しています。
 私自身は様々な事柄に「指導者として一生懸命に向き合ってきた」と振り返ることができますが、その時は「良い」と判断して指導した内容も、今振り返ると、私の指導に幅や深みがなく未熟であったと感じるものが多くあります。そのような指導を受け入れてくれた学校や選手達、保護者のおかげで、私も含めて明秀日立サッカー部は成熟してきていると強く感じています。
 そして、創部当初からご尽力された福田先生(※本校は平成8年創部。その時から指導、平成30年に退任。)をはじめ、現在も共に指導しているコーチングスタッフの存在は私が社会生活を送る上では大切な存在です。
 少しずつ戦績も向上することができていますが、「人を大切にする」「私は教師である」という心を大切に、私はこれからも邁進していきたいと思います。

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