DFセレッソ大阪 片山瑛一選手(写真=©️CEREZO OSAKA)
ーー大学時代はどんな選手だったのでしょうか?
大学時代は、頑張る選手、献身的に動く選手でした。自分の役割とか特長の部分を発揮し続けないと、このチームメンバーの中では生きていけないと思いました。僕は練習でも試合でもサボらずに、誰よりも走ってボールキープするということを常に全力でやっていました。サッカーの上手さでは他のメンバーに勝てなかったので、自分のできることで強みを作って価値を出していくしかなかったんです。サッカー部の入部時にはA、B、Cチームがありまして、僕はCチームの試合のベンチでしたが、Cチームにいるのは妥当な評価だなと思っていましたし、自分の実力が足りないことが原因だと考えていました。上手いメンバーと一緒にプレーすることでその上手さにも少しずつ身体が慣れてきて、自分が日毎に上手くなっていく実感があったので、たとえ試合に出られなくても、苦ではなかったですね。
ーーどのような点が評価されてプロになれたと考えますか?
「人からのアドバイスを素直に吸収できる」のが僕の強みだと思います。
変にプライドがなかったので、人からもらうアドバイスも素直に聞けましたし、そういう部分がサッカーを上達させる上で大きかったと思います。もらったアドバイスに対して「なんでだよって腐っていたら、今こうしてプロサッカー選手としてプレーできていなかったと思いますね。実際、早稲田のサッカー部に入部してから半年くらいはあまり使ってもらえませんでした。でも、試合に出られた時には、全力で前線からボールを追っていく献身性というのが自分の強みだと思ってプレーしていました。そうして今できることを全力でやっていく中で、少しずつ試合に出場できるようになっていきました。
片山瑛一選手Twitter:https://twitter.com/e11chi30
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