リフティングに興ずる浅野葵

ーー今の所属チームはどんな雰囲気でしょうか?

 思っていたよりもフレンドリーというか、みんな優しいですね。海外のプロチームだと、けっこう「俺が俺が」的なイメージが強かったんですけれども、いろいろと話しかけてくれたり、練習の時などは「もっとこうしようぜ!」とか話をしてくれたり。最初は言葉もよく分からなかったので、ゆっくり話してくれたり、簡単な単語とか使ってコミュニケーションしてくれたり。仲間というかチームを大切にしている感じです。

ーー山梨学院高等学校時代に選手権優勝メンバーだった広澤灯喜選手なども同じチームで年齢も近いですが仲は良いですか?

 年齢も近いですし、同じ部屋なので仲も良いですね。基本的には1日中一緒なので、ゲームとかもしたり。サッカーも上手いので刺激にもなりますね。彼は神奈川出身なので、地元ネタというか「あのチーム強かったよな」とか「アイツ上手かったよな」とか、そんな話しもしたりしています。

ーー日本とポルトガルで感じた違いはどんなことでしょうか?

 やっぱり今のチームはプロなので、日本と海外というよりはアマチュアとプロの違いの方が大きいですかね。日本にいた時は、選手を成長させようという指導がメインで、今はチームとして「どうやって勝ちに行くか」とか、ポゼッションとかも「どこを狙うか」とか、そういったことがメインになっている感じです。

 ただポルティモネンセU-23は日本人もいますし、ポルトガルの中でもちょっと日本のチームっぽいという感じもします。例えばベンフィカとかと試合をした時とかは、(ベンフィカは)凄く流動的だったりパススピードも速かったり日本とは違う印象を受けましたね。

 次回#3ではサッカーを通じて学んだものや、これからの目標についてなどの話を紹介する