ポルティモネンセU-23MF浅野葵(写真提供=malvaサッカースクール)

 得意のドリブルなどを武器に日本代表にも選出された中島翔哉が所属、最近では権田修一(清水エスパルス)や安西幸輝(鹿島アントラーズ)などが在籍するなど、日本人選手と関わりの深いクラブとして知られるポルトガル1部所属の「ポルティモネンセ」。その下部組織(U-23)に所属しながら、トップ昇格、そしてW杯出場を目指す選手がいる。浅野葵。日大藤沢時代は3年生の時に選手権神奈川予選決勝の桐光学園戦でゴールを決め、第98回大会の選手権本戦にも出場した。ポルトガルの地で日々戦う彼に、サッカーを通じて学んだものやこれからの目標などを聞いた。

ーーポルトガルでの生活には慣れましたか?

 基本的にはホテル暮らしなんですけど、ご飯とかは凄く美味しいです。ただ、生活面の立地はあまり良くないです(笑)。スーパーまで車で30分くらいかかったり、けっこう田舎なんです。近くにはグラウンドとレーシング場しかないです。住み心地も良くて、サッカーをやる環境としては抜群なんですけど買い物だったりはちょっと不便ですね。あと近くに韓国料理屋があるんですけど、ちょっと日本っぽい感じがするのでよく行っています。最近イタリアンのお店も開拓したんですけれども、美味しい店を見つけるとみんなで行ったりしますね。

ーープレーを参考にしている選手などはいますか?

 高校の時とかはグリーズマンとかジョアン・フェリックスとかがけっこう好きで、動画とかをよく見ていましたね。今はマンチェスター・シティが好きなので、ベルナルド・シウバとかデ・ブライネ、ギュンドアンのプレーを参考にしています。ああいう感じになれたらいいなって思いますね。

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