ポルティモネンセU-23MF浅野葵(写真提供=malvaサッカースクール)

 日本代表にも選出された中島翔哉が所属するなど、日本人選手と関わりの深いクラブとして知られるポルトガル1部所属の「ポルティモネンセ」。その下部組織(U-23)に所属しながら、トップ昇格、将来のW杯出場を目指す選手がいる。浅野葵。日大藤沢時代は3年生の時に選手権神奈川予選決勝の桐光学園戦でゴールを決め、第98回大会の選手権本戦にも出場した。異国の地で日々戦う彼に、試合や練習で大切にしていることや所属チームのことについてなど話を聞いた。

ーー試合や練習で大切にしていることはどんなことでしょうか?

 高校時代などは、サボらないとか、全力でやるということを意識してやっていましたね。「間に合わない」と思ったボールでも最後まで諦めずに追いかけるとか、守備でもしっかりボールを追うとか、そういったプレーは常に意識していましたね。試合の時はゴールに直結するようなプレーを意識していました。

 今は、ボールを持っている時もボールを持っていない時も、常に考え、意図を持つこと。ゴールやゴールに直結するプレーができるかを考えてプレーしています。

ーーポルティモネンセU-23に所属することになったきっかけを教えてください

 ポルティモネンセ側から声をかけていただいて、練習参加した後に入団することになりました。そもそも高校3年の選手権が終わってからすぐにドイツに渡って2か月くらいプレーしていたんですけれども、コロナ禍で帰国することになって。帰国して、もっと自分を磨くにはどうしたらいいかを考えた時に「狭い中でのプレーや1対1に強くなろう」と思うようになって。そこでフットサルの名古屋オーシャンズに入団して、いろいろと技術を学びました。その後、海外でチームを探していた時に声をかけてくれたのがポルティモネンセだったんです。

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