――初めは戸惑いもあったかと思います。
戸惑いというか、天然芝よりも人工芝のほうが体にかかる負担が大きいので、そこは辛いです。年齢を重ねてきて、より気を遣うようになっているから余計に感じます。若ければ人工芝でも気にしなかったですけど、Jで18年追い込みながらプレーしてきて、どうしても体にその影響が出ている。足首なんかは昨年以上にケアを念入りにしないといけなくなりましたね。
――ただ一方で環境が変わったことで新しい気づきもあったのではないでしょうか。
社会人リーグに来て一番良かったなと思うのは、トップレベルの環境でなくても本当にサッカーが好きでやっている人がたくさんいて、そういう選手たちと一緒にやることで新しい刺激をもらえていることですね。それにパートナー様とのつながりをより身近に感じられるのも大きなポイントです。特に南葛SCは「個人パートナー契約」といって選手個々にパートナー様がついてくれるシステムがあるので、いろんな企業の方とつながりを持つことができます。これはJではなかったことで、自分がサッカーを引退したあとも支えてくれる人たちのはずなので、このつながりはずっと大事にしていきたいなと。