「もう一花咲かせたい」、強い覚悟を明かしてくれた
――チームではなく個人につくわけですから、責任感は増しそうですね。
それは間違いないです。個人での宣伝効果ってチーム単体に比べればどうしても露出が限られるわけじゃないですか。それでも個人に投資してくれるのは本当にありがたいこと。だからSNSで積極的に発信したり、雑誌に出る時にはパートナーロゴ付きのシャツを着たりしています。そして、なにより応援してくれる人のためにもっとピッチで戦わなければいけないという想いに自然となります。そういう意味では、Jリーグとは違った新鮮な気持ちでできています。
――チームのなかで関口選手の立ち位置は?
立ち位置は自分では分からないです。でも、なるべく社会人のプレーヤーと同じ目線でいたいと思っています。Jで18年プレーしてきたプライドはあるけど、それを押し出したところで、ついてくる仲間はいない。プライドは持ちつつも、今いるカテゴリーで、今いるチームで、一緒に戦っているチームメイトとともに目標に向かって進んでいかないといけない。だから同じ目線に立って、いろんな話をしながら取り組んでいます。
――今年2月の練習初日では「チームに何を与えることができるかはまだ分からない」とおっしゃっていましたが、1シーズンを戦い、何か与えられたものはありますか?
どうでしょうね。それは自分が決めることではなくて、一緒にプレーしている仲間や試合を観ているファン・サポーターの方がどう思っているかですから。自分なりに一生懸命やってきたつもりなので、何かしら感じてもらえていればいいなと。