――では、関口選手が思い描くこの先のビジョンは?
やっぱり、まずはJに戻りたい。そこが一番の目標。そのために環境がどうあれ自分が今置かれている場所でもう一花咲かせたいです。環境が大きく変わった今年は、それでも一生懸命取り組むことができた。チームとして昇格は果たせなかったですが、自分にとっては非常に良い1年でした。
――手応えはどこに感じていますか?
まずは環境に慣れたこと。家族のもとを離れて単身で来たのも大きな変化でした。食事も自分で作ったり食べに行ったりとか、練習着を洗ったりとか、そういう家事もこなしながら自分なりに楽しんで毎日を過ごしてこれたなと。来年以降につながる1年だったなと思います。
第2回に続く。第2回では名門・帝京で過ごした高校時代を振り返ってもらっている。
(文=多田哲平)