今大会が8大会ぶり6回目の出場となった松山北だが、2回戦進出は首都圏開催以前の1962年度・第41回大会で小田原に1-1・延長抽選勝ちした初出場時以来、実に62大会ぶり。さらに選手権での複数勝利は学校史上初、愛媛県勢としても選手権2勝以上はFW藤本佳希(J2モンテディオ山形)を擁した第90回大会の済美以来、連続完封に至ってはJ第71回大会の南宇和以来、33大会ぶりの快挙となった。

 では松山北はなぜ、晴れ舞台での大躍進を遂げることができたのか?その秘密を探るべく、松山市中心部にある学校グラウンドへと足を運んだ。

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