「選手権の3試合を通じ、相手との技術的な差はあったけれども、それでもプレッシャーの中でボールを失わなかったり、ヘディングで負けかったのは大学生との練習試合があったから。その中で(3回戦)堀越戦でのゴールの形は我々が狙っていた形が出せたと思います」

 ここに加え兵頭監督が口酸っぱく守備面で言い続けた「プレスバック、二度追い・三度追い、シュートブロック」をピッチ内で選手たちが体現できたことが、快挙の原動力となった。

 ではMF森隼人を除き全員下級生で闘った選手たちはこの快挙をどう受け止め、次なる歩みをどう進めようとしているのか?後編では模試から戻った松永含め4選手から話を聴いてみよう。

   

(文・写真=編集部)