それでも松山北の選手たちは限られた環境を全く苦にせず、むしろ楽しんでいる感を受ける。兵頭監督も校務で遅れたため、選手たちが考案した取材日のメイントレーニングは60人近くの選手を6チームに分け、10分ずつ総当たりでのミニゲーム。会場が6分の1コートになったことで対人の中で技術を発揮する機会が自然と増え、選手たちは笑顔を見せながらも白熱した闘いに挑んでいた。
なお、松山北では冬場の恒例学校行事としてマラソン大会が開催されているが、サッカー部はこれも体力強化トレーニングとして最大活用。結果今年はトップ3はじめサッカー部員が軒並み上位を占め、校内でのアピールにも成功している。