小澤英明さん

 元Jリーガーの小澤英明さんは、鹿島アントラーズなど複数のクラブでGKとして21年間プレーしてきた。引退後は千葉県内の公立中学校で、外部講師として指導者の道を歩み始め、2014年には千葉県成田市にGKアカデミー、アルケーロスを開設。GKの酸いも甘いもかみ分けた小澤さんに今回、主に高校生年代のGKに求められるものや試合と練習前の準備、GKが現代サッカーで果たすべき役割などをお聞きした。

―――小澤さんは2012年限りで現役を退き、翌年から指導者の道に入りました。どうやって「教えること」を学んだのでしょうか?

 これまでお世話になった学校の顧問の先生や監督、日本人と外国人を含めたGKコーチのほか、サッカー界以外でお付き合いしている方々からいただいた多くのアドバイスを自分の中で整理しました。それらを振り分け、これは育成年代で反映できるとか、中学生には適しているけど小学生には向いていない、というふうに分類しました。カテゴリーに応じてプランニングしたのです。

 指導では毎回違うメニューを考案し、どの選手にも変化が生まれるように知恵を絞ってきました。レッスンを受けたら必ず手土産を持って帰ってもらいたい。子どもたちは例えば保護者に送迎してもらうなど、何かしらのサポートを受けているわけですから、得るものがなければいけません。受講することで変化があった、成長できた、週末の試合に生かせそうだ、といった収穫があるようにアイデアを考えているんです。

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