激戦区地を制した流通経済大柏

 関東からは10校が福井県で行われる令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)に出場する。

 茨城決勝は鹿島学園が延長戦の末に明秀日立を下し全国大会出場を決めた。栃木決勝は矢板中央佐野日大を1-0で退け3大会連続10回目の夏の全国切符を手にした。群馬では桐生第一とのライバル対決を制した前橋育英が4大会連続で全国大会出場を果たした。優勝候補筆頭だった昌平が準決勝で敗れた埼玉予選は、その昌平を準決勝で決勝では武南を1-0で撃破した正智深谷が初優勝。7大会ぶり3回目の全国総体出場を決めた。

 高円宮杯 JFA U−18サッカープレミアリーグ2021 EAST勢・市立船橋が準々決勝で姿を消した激戦区・千葉は決勝で同じくプレミアリーグ勢の流通経済大柏が6-0で暁星国際に大勝し3大会ぶりとなる全国大会出場を決めた。東京では、実践学園帝京が代表権を獲得。帝京の夏の全国大会出場は10大会ぶり。令和3年度関東高校サッカー大会神奈川予選覇者の日大藤沢、同準優勝の桐光学園第99回全国高校サッカー選手権神奈川予選優勝の桐蔭学園が準々決勝で姿を消す波乱が起きた神奈川予選は東海大相模相洋が全国大会出場を決めた。山梨決勝は帝京第三が2大会連続31回目の全国総体出場を目指した伝統校・韮崎を延長戦の末に退け福井行きを決めている。

■代表校
▽関東
茨城県予選鹿島学園(3大会ぶり8回目)
栃木県予選矢板中央(3大会連続10回目)
群馬県予選前橋育英(4大会連続17回目)
埼玉県予選正智深谷(7大会ぶり3回目)
千葉県予選流通経済大柏(3大会ぶり15回目)
東京都予選実践学園(3大会ぶり4回目)、帝京(10大会ぶり32回目)
神奈川県予選東海大相模(2大会連続3回目)、相洋(初出場)
山梨県予選帝京第三(3大会ぶり11回目)

▽令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)
令和3年度全国高校サッカーインターハイ(総体)