静岡学園は飛龍を下して4強入り(写真=多田哲平)
静岡学園は5月28日、令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選の準々決勝で飛龍を2-0で下し、準決勝へ進出した。
自慢のテクニックを活かしてゲームを掌握し、危なげなく勝利を掴んだが、チームを率いる川口修監督は試合後に不満げな表情を見せる。
「まだまだです。とにかくイージーミスが多い。プレミアでもそこを改善しながらやっているんですけど、なかなか上手くいかない。しっかりとボールを握りながらテクニックとアイデアで攻める、それはまだ体現できていない」
課題に挙がるのがミスの多さ。試合開始から6分でFW神田奏真(2年)のゴールで先制に成功したものの、その後はボールは握りながらも、中盤でのパスワークに乱れが見られる時間帯もあり、追加点までは時間を要した。MF白井柚希(3年)のゴールでようやくリードを広げたのは73分だった。
相手が大胆にロングボールを多用してくるチームだったのも、停滞感の原因だったようだ。プレミアリーグWESTで戦う相手は、慎重にパスをつないでくるチームが多いだけに、この飛龍戦で選手たちが「戸惑いながらやっていた感じ」だったという。
▽令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選
令和4年度全国高校サッカーインターハイ(総体)静岡予選