記者会見に臨んだMF荒井悠汰(左)とDF津久井佳祐(右)(写真=多田哲平)

 6年間チームメイトとしてともに戦い、切磋琢磨してきた友が来年からはライバルとなる。

【フォトギャラリー】昌平・荒井悠汰、津久井佳祐「Jリーグ加入内定選手合同記者会見」

 9月27日に開かれた昌平サッカー部のJリーグ加入内定選手合同記者会見で、FC東京内定のMF荒井悠汰(3年)が「6年間仲良かった佳祐と来年からライバルになる。やっぱり佳祐には負けたくない。試合でやった時には勝ちたいなと思います」と対戦に意気込めば、鹿島アントラーズ内定のDF津久井佳祐(3年)も「自分がCBで、悠汰が前目のポジションなのでいつか対戦すると思う。今負ける気はないし、何年経っても負けないと思います」と力強く宣言する。

 来季プロ入りを決めた2人は中学時代に在籍していたFC LAVIDAから昌平まで、喜びと悔しさを共有してきた。荒井がエースとして攻撃を牽引すれば、キャプテンの津久井はディフェンスリーダーとして後方からチームを支える。

 荒井から見た津久井は「いるのといないのじゃ全然違う」というほどの大黒柱。

 「最初はボランチで高校でCBになって、今となっては佳祐がいれば失点しないと思えるくらい。前から高校ナンバーワンCBだと思っていたので、その佳祐がやっぱりJ1の鹿島アントラーズに内定して、自分もとても嬉しかったです」

 さらに荒井は津久井の意外な一面も知る。

 「学校では静かなんですけど、試合でゴールを決めたら相手チームを煽ったりする。実は熱い男です」

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