國學院久我山を率いる李済華監督(写真=多田哲平)
國學院久我山は11月12日、第101回全国高校サッカー選手権東京予選の2次予選Aブロック決勝で実践学園に3-1で勝利を収め、3年ぶり9回目の選手権出場を決めた。
「嬉しいですよ。この年になって、こういう嬉しさを味わえるなんて冥利に尽きます」
李済華監督は試合後に笑顔を見せた。
チームは予選を通じてスピーディでテクニカルな攻撃を展開。全4試合であげたのは計20得点。初戦となった3回戦で都立片倉に11-0、準々決勝で堀越に3-0、準決勝では帝京に3-2、そして決勝では実践学園に3-1といずれも複数得点で制してきた。
「今年のチームは点が取れる」とは帝京に競り勝ったあとに李監督が口にした言葉。一方で、その良い攻撃を生み出しているのが、守備の安定感である。
李監督が自信を持つのは攻撃だけではない。決勝後には守備についても言及する。
「うちの守備は良いですよ。CBなんて2人とも本当に上手い。足元もしっかりしているし、体もぶつけられる。なによりサッカーに真面目。CBとしてやるべきことをやるんだという強い意志をしっかり持っている子。もちろん今年は攻撃力があったので、バタバタする感じはあまりなかった」
▽第101回全国高校サッカー選手権東京予選
第101回全国高校サッカー選手権東京予選